あたしが見た世界Ⅲ【完】






夜一よりも強いだけあって、動きが早い。




-----ダァンンッッ




「チッ」




弾がなかなか当たらない。




当たってもかすめる程度で、足止めにもならない。




てか、そろそろ決着をつけないと疲労がヤバい。




さっきの弾幕ここでやっときゃよかったかな、とか思いつつ、俺はトカレフの弾を抜く。




そしてそれをその場に置き、再び鎖鎌を手にしてアイの助太刀をする。




-----ギィンンッ




俺の刃とシンの刃が交わる。




「…く…っ」




彼にも疲れが出ていた。




肩で息をしている。




シンは所々、小さな傷をつくっていた。




だけど、それは致命傷と呼ばれるものでもないし、放っておいたら治ってしまう程度の傷をだった。