理解するのに少し時間がかかった。
あたしは、さっき隼人がしてくれたように、夜一にもされていた。
夜一がまるであたしを守るかのように、あたしを包んでいた。
血の匂いが鼻にまとわりつく。
-----バァンッッ
「う゛ッ」
夜一の体がガクンと揺れて、ビチャビチャともボタボタとも言える音がした。
遠くで、ガシャンというリュウ兄が武器を投げ捨てる音がした。
それから聞こえる、銃撃戦のような音。
あたしはヤツがこちらを見ていないのを確認すると、急いで今の状況を整理する。
夜一を回復体位にして、急いでナイフでジャケットとその他諸々を引き裂き、彼の背中を見る。
「っっ!!!」
思わず眉を顰めた。
そこには無数の散弾銃の銃弾と、.357マグナム弾らしき銃弾が食い込んでいた。


