「隼人!!?」 あたしは彼の服を強く握った。 「落ち着けアイ!」 ピエロが叫ぶ。 「まだ死んでない、気を失ってるだけ。アイは自分の仕事して」 珍しく、ピエロが冷たい声で言った。 その言葉で我に返る。 ――…そうだ あたしはあたしの仕事をしなくては。 「頼んだ」 「Natuurlijk」 あたしはピエロに一言だけ言って、夜一がヤツと戦っているところへと、足を運んだ。