「ウッ!!?」
奴があたしのガラ空きになっている腹に、銃を持っているその手のまま、ドスゥッと殴る。
その衝撃であたしは後方へ投げ出され、積み上げられている段ボールに激突した。
「かはっ…」
くそ…。
殴られた腹が痛い。
内臓が口から出そうだった。
仰向けになって、息の荒い呼吸をしていると、ゆっくりと近づいてくる奴の足音が聞こえる。
くそ。
1、2を争っているものの、結局は二人でないと誰にも勝てない。
あたしはよろめきながらも、立ち上がる。
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