―――――――――――――――――――――――――――――――――――……… 「で、ちょっと厄介なことになってんだよ」 千種がロールパンを頬張った後に言った。 「厄介?」 あたしは食べかけの一斤の食パンを手に、眉を顰めた。 「そ。最近……っていっても丁度アイ達が修行に行った頃かなぁ…」 ピエロが徐に、ロールパンを手に取る。 「その頃からね、強い暴走族が潰され始めた」 そう言って、グシャッとロールパンを握り潰す。 「食べ物を粗末にすんな。罰当たるぞ」 「……スマン…」