それと、ドサッと重いものが投げ捨てられるような音がした。 ザッザッと、倉庫の入り口の方から、歩く足音がする。 「……全く…」 呆れたような、嬉しいような。 そんな声音だった。 そしてこの声は―― ここにいる全員が入り口を見る。 「手が焼ける」