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「まだ女嫌い直ってなかったんですね」




僕は家について隼人に言った。




カラオケに行ったのは慧と梨斗と柚子の三人だ。




「さっき柚子に電話で『なんでアイは大丈夫なのにフツーの女はダメなんだよ』って聞かれた」




「……………」




意図が読めない。




「実はアイって男だったりして」




「…………」




隼人は切ない顔をして、あははと笑った。




「喉仏なかったんでそれはないと思いますよ」




「だよね~」




隼人は困ったような顔をして、微笑んだ。