あたしが見た世界Ⅲ【完】








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結局、連帯責任の話は無くなった。




僕らはいつものメンツで学校を出る。




「いやー、まさかあんな屁理屈が通るとは思ってなかったわ~」




慧が笑いながら言う。




「じゃぁ、暇つぶしがてらカラオケ行かへん?」




「なんの暇つぶし?」




生徒指導の部屋であった梨斗に話した後、彼が聞いた。




「朱雀が帰ってくるまでの暇つぶし」