「まさかアンタ、教頭と同じなん?」 慧が手を頬に置く。 「いや、違」 「悪いけど俺ソッチの趣味無いで?」 「違」 「あ、俺のダチにそんな感じの奴居るで、紹介しよか?」 「だから、違う!!!」 僕らは思った。 〝俺のダチにそんな感じの奴居る〟と言った慧が指す人物。 ――絶対、朱雀だ