.....え?

だったら何だというのだ。


あまりにも予想外の内容に呆気にとられる。


「なのに、何時まで経っても出てこなくて、探しに入っていった三浦君達も誰もいなかったみたいな素振りで出てくるし...」

俺の反応が薄い所為か、西川さんは焦ったように身振り手振りで説明し始める。


「けど、六時限目が始まる直前に出てきて....」


西川さんは結局何が言いたいんだろう?

脅してる?

そんなにパシリが欲しいのだろうか?


「どうして見つからなかったのかなって....」

西川さんの声はどんどん小さくなって、最後にはよく聞き取れなくなった。

顔も赤く染まって俯いてしまう。


「結局何を聞きたいの?」

このままでは話が進まなくなると思い、話を無理矢理屋早く進める。