幽霊が見えるようになりました。

入学早々、変な第一印象は付けたくない。


そうなると自分一人で解決する、霊感がある奴を見つけてそいつに相談する、無かったことにする。

この三択になる。


まぁ、まず二番目はありえないだろう。

ここまでするには値しない案件だし、第一、面倒くさい。


窓から見える体育館を眺めながら、配られた自己紹介シートを適当に書く。

趣味は?好きな教科は?など、全くもってどうでもいい質問に答えさせられるこの時期は嫌いだ。


俺が何を好きだろうが、嫌いだろうが誰も気にしてはいない。


特になし、ない。

そんな、似たような言葉をたくさん書いた紙は授業が終わる合図のチャイムと共に提出した。


席を離れて、同じ中学の奴と話そうという気も起らず、ただボーっとついた肘に顔を乗せたまま体育館を眺める。


そのまま休み時間を無駄にして、二時限目に入る。

それもすぐに終わって、帰る準備をすることになる。