幽霊が見えるようになりました。

ここにいる先生も声を張り上げて、順番に、交代して見るように指示を出している。

けれど、大半の生徒はそんな言葉、耳にも届いていない。


あちらこちらで歓声や悲嘆の声が聞こえる。

友達とのクラスの合否だけで、そこまで一喜一憂できるものなのか?


それを冷ややかな目で見つつも、少し羨ましく思う。

そこまで仲の良い友達がいることに....


人の数か減ってきたので、貼り紙に近づく。

貼り紙の枚数は十二枚あって、つまり、12クラスあることになる。

この少子化の中、よくこれだけの生徒数を集められたものだ。


関心はするけれど、この枚数を見て回るのかと思うとウンザリする。

減ったとは言っても、まだ結構な数がいる人の後ろから遠目に名前を確認する。


1組には無かった、2組にも....

それが続いていき、少し不安になってきた10組目にやっと名前を見つけた。