だからってでこぴん…

地味に痛いんですけど!?


心の中で叫びながら、あたしは言った。


「んまぁ…確かに夜は遅かったかな」

「目が眠たそうだしな…勉強?」

「何で分かった?」

「桃は努力家だから」

「あっそ」


可愛い感じの顔立ちをしている蒼が笑うと…


お察しの通りかなりかっこいい訳で…。

笑顔を見馴れてるあたしでもドキッとしちゃうし。


そんなことを考えてたら、学校前のバス停に着いた。


バスから降りる時も蒼は気を使ってくれたりする。