「桃。重くね?変わるわ」 「あっ…うん。大丈夫かな?」 あたしが蒼に玲央を渡そうとすると、 「いやだ…」 眠そうな目を開けてごねる。 「もものー」 「ん?」 「だーいすき。およめさんになって」 「えっ!およめさんかぁ〜…」 あたしが悩んでいるとすかさず蒼が入って来た。 「玲央。桃は俺のお嫁さんになるから。諦めろ」 「ちょ、小さい子供になに言ってんのよ」 あたしが苦笑い混じりに言うと、