「こんばんはー」 「おぉ!桃ちゃん!こんばんは」 「もものー!」 蒼パパの膝の上にいた玲央がピョンと降りて、あたしに抱き着く。 可愛いなー! すると花火の準備をしていた蒼ママが来た。 「桃ちゃん、こんばんは!」 「あっ、こんばんは!」 「あのねー蒼が部活あるから少し遅れて来るって。休めば良いのにね」 蒼ママはフフッと笑いながら言った。 花火は大好きだけど、蒼がいないと物足りなく感じる。 蒼がいてほしい、って心のどこかで期待してたみたいだね…。