それから少し昼寝をしてしまったあたし。


意外にも寝過ぎてしまったらしく…


コンコン。


「桃ー!起きなさーい!花火するわよ!」

「先、行ってるぞー桃」

「ん…」


お母さんだけじゃなくて、お父さんもいるんだ…。

お父さんは花火より蒼パパと二人で缶ビール飲んでるけどね。


「起きなきゃ…」


ムクッっとだるい体を起こし鏡の前に立つ。

「さすがに部屋着はちょっとな…」


クローゼットをあさりショートパンツを履くことにした。


「蒼来てるかなー?」


一人で家を出て、マンションの目の前にある公園に行った。