「つーいた」 「保健室?えっ、何?いきなり…」 「変なこと考えるんじゃないの」 保健室に入ると先生はいなかった。 あたしがやるしかないか…。 「座って?」 「俺どこも怪我してないから」 「左足の膝。後半から痛めてたでしょ?」 「……やっぱ桃には嘘つけないな」 笑いながら素直に左足を出す。 「嘘ってバレバレ。テキトーに湿布でも貼っとくからね」 「ん、サンキュ」 あたし達は保健室から出るとさすがに女の子達もいなくて、人はしけていた。