体育館で待ってるとバスケ部のジャージを着た蒼があたしのところに来た。 「遅れてごめん。女子軍に捕まってた」 「ううん。大丈夫」 「何?告白でもすんの?」 「する訳ないでしょ、バカ…ついて来て」 あたしはそう言って蒼の前を歩いていた。 蒼は横に並んで来た。 「えっ、俺どこに連れてかれるの?」 「秘密」 「怪しー」 勘で気づいてほしいんだけどな…。 原因は蒼の脚。