現実幼なじみ!




試合が終わって人が段々と体育館から出て行く。


あたしは体育館から出ると、真っ先にバスケ部の部室に行った。


バスケ部の部室の周辺には女の子がたくさん集まってる。

蒼のファンもいるけど、他の人のファンもいるな…。


どうしよう…。


あたしが右往左往していると日菜が部室から出て来た。


「あっ!桃乃。どうしたの?幼なじみ君におめでとう報告?」

「そっ、それもあるけど…」


あたしは日菜に小声で言った。


「蒼、呼んでくれない?…体育館で待ってるからって」

「ん、了解。伝えとくね」

「ありがとう!」