疲れてるのは当たり前だけど… 動きが変…。 もしかしたら怪我したかもしれない。 コート外の人も、コート内の人も蒼の様子に気づいていないっぽい。 シュートとか勝ち負けとか関係ないから… 怪我しないで…! 残り5秒。 蒼にボールが回ってきた。 ドリブルしてシュートを決めた。 これで逆転! でも、ジャンプして着地した時に蒼が一瞬よろけた。 鈴原が駆け寄ってく。 「大丈夫かな…?」 蒼は大丈夫って感じの笑顔で鈴原の手を借りようとしなかった。