そう考えたらもっと、もっと大好きになるんだ。 蒼も同じこと思ってくれてたら良いのにな。 「でも……」 蒼がため息混じりに、あたしの頭を撫でる。 「まさか桃が彼女になるって思ってなかった」 「あたしも。まさか蒼が彼氏とはね……日菜にも言われたし」 「そっか」 「しかも初彼」 「良かった…桃の初彼になれて」 「蒼が初彼であたしも良かった」 あたしの初めては全部蒼だよ…。