新藤先生が入って来た。 あたしは変な汗をかく。 ギロリとこちらに視線を感じる…。 クラスのみんながシーンと静まり返り、空気が重い。 「鈴原くんと高瀬くん」 「はい?」 鈴原が生意気っぽく返事する。 強気だな…鈴原。 「今すぐ職員室に来なさい」 やっぱり… 案の定二人は職員室に呼ばれてしまった。 あたしはすぐ蒼の方を見ると、 心配すんな、って顔であたしのおでこにでこぴんした。 新藤先生と鈴原、蒼が教室から出て行くと日菜が口を開いた。