現実幼なじみ!




時間は流れて放課後。


「ほらっ!みんな部活行くよー!」


バスケ部マネージャーである日菜が蒼と鈴原に呼び掛ける。


すると二人は罰が悪そうな顔をして日菜、そしてあたしの方を見た。


「日菜ちゃん、俺と蒼詩さ部活休むって部長に言っといてくんない?」

「悪い、三橋。頼む」


二人とも軽く頭を下げる。


「ったく何考えてんのよアンタ達は…」


はぁ〜…と日菜はため息をつき二人に言った。


「せめて停学ぐらいにしときなさいよ…」


どういうこと?

理解出来てないのはあたしだけだ……。


いったい蒼と鈴原は何するんだろう?