俯いてたあたしは、ハッと蒼の顔を見た。
笑って頭を撫でてくれてる。
「どうせあの女教師だろ?気にすんなよ」
「…うん」
「ブレスレットの一つや二つくらいまたやるっつーの」
一生懸命にあたしを慰めてくれる。
それが嬉しくて胸の鼓動が速くなる。
「蒼詩があげたブレスレットが没収された、ってわけだろ?」
鈴原も優しい口調で話す。
「じゃあ!そのブレスレット取り返してやろうよ♪一発ぎゃふんと言わしてやろーじゃない!」
日菜も明るく振る舞ってくれてるだろうな、きっと。
改めてみんなの優しさを知る。
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