二人で胸を撫で下ろすように話す。


すると、


「日菜ちゃんただいまっ!」

「夏月!」


鈴原と蒼が職員室から戻って来た。


「蒼!大丈夫?何言われたの?」

「地毛です、しか言わないで通した」


笑いながら蒼はあたしに言う。


「説教はあんまし怖くないんだけどな〜蒼」

「あぁ」


鈴原は席に着き不思議そうに言った。


「あの女さ、校則改訂?みたいなこと書かれたプリント持ってたんだよ」

「しかも作りかけ…って感じ」


蒼も鈴原に続いて話す。


「それって校則変わるかもしれない、ってこと?」


日菜も興味津々に話しに入る。


「そういうことだな…」


夏月がおちゃらけない…

この話しはほんとの話しかもしれない…。