だけど新藤先生はあたしの質問に答えてくれない。 「あなたも鈴原くんと高瀬くんと一緒に職員室に来たいの?」 「そ、それは……」 行きたいわけないじゃん。 言われっぱなしは嫌だけど… 上手く切り返す言葉が思い付かない。 「桃、座れ」 「蒼…」 「あとでちゃんと職員室行きますから」 蒼はこのままで良いの? また出席確認は淡々と進んでく。 「伊賀桃乃」 「…はい」 この時にばっちり先生と目が合った。 あの冷たい目と。