聞いてるんだか、聞いてないんだか微妙なとこ…


でもね……

このまま変に気使うような関係は嫌なんだ。

だってあたし達は彼氏、彼女の前に幼なじみなんだから。


あたしは自分の手をぎゅうっと握りしめ、勇気を出して言った。


「あたし達って…今…ちゃんと仲直り出来てるのかな?」


蒼はびっくりした顔であたしを見詰める。


やっとあたしの方を見てくれた。


「このままの微妙な関係じゃ嫌だからっ……元に…戻りたいし…」