あたしは自分の顔がかあっ…と熱くなるのが分かった。


「離してよっ…」

「えーどうしよっかなぁ♪」

「意地悪!」

「それ最高の褒め言葉」


そんなやり取りをしていると…

コテッ…

玲央がうつらうつら寝てしまってる。


「寝かせてあげようか」

「俺が部屋連れてくから…待ってて?」

「うん」


蒼は玲央を抱き上げて部屋に連れって行った。


玲央が寝ちゃったから、ほんとに二人になる。

二人っきりになることをどこか期待してたのかな?

胸のドキドキが止まらない。