「あたしと一緒じゃん!」
「え…やっぱ無味無臭の卵焼き出来るよな!」
「うん出来る!砂糖とか塩とか色々違うのかなぁ〜」
「でも二回目だから大丈夫じゃね?」
「だよねー!…玲央食べてみて?」
「うん!いただきまーす」
玲央の反応を待って、蒼とあたしはシーンと黙り込む。
「どうだ…?」
「どう…?」
二人で玲央の顔を覗き込むと…
「あまくておいしい!」
満面の笑みで言ってくれた。
「良かったね!蒼!」
「二回目は成功するんだって!」
二人でハイタッチして喜んだ。
あたしの左手に付いてるブレスレットもキラリと揺れた。

