「はい!これで良いかな」
「うん、ありがとー!」
玲央を可愛らしい部屋着に着替えさせて、リビングに戻る。
蒼はちゃーんと上着を着てソファーにもたれ掛かっていた。
「あー…腹減ったー!」
伸びをしながら蒼は言う。
「…おなかすいた…」
玲央も自分のお腹を小さな手で摩りながら言った。
ここは…
もしかするとあたしの出番じゃない!?
蒼と仲直りのチャンスも出来るかもしれないよ!
「よーし!あたしが何か朝ご飯作るよ」
「あれ?桃って料理出来たっけか?」
「うっ、そ、それは〜…」
あたしの苦手なもの…
料理。

