゙ありがとゔ 蒼はチラッと見て、あたしの手からシャーペンを取った。 そして、書かれた言葉は… ゙俺の彼女になる?゙ はっ…? あたしの思考回路は一瞬、停止したらしい。 時間が止まったかのように思った。 蒼の顔を見ると、生意気な笑顔を浮かべ口パクで、 (うっそー) 腹立つな。 ほんとに可愛くない奴! あたしはぷいっと窓の外を見た。 何か自惚れしたみたいで恥ずかしい…。