すると奥からダルそうな寝起きの蒼が出て来た。


「あっ…おはよ」

「お、おはよー」


蒼を見てあたしはすぐに目を逸らした。

だって、上半身が…


裸なんだもん!!

何なの、この人はいつも上半身裸で寝てる訳!?


それに着替えるそぶりは見せず、冷蔵庫から飲み物を出して飲んでいる。


玲央はキョトンとして、あたしの腕の中にいるし…。


いくら幼なじみでも、裸はやめてほしい!


「玲央?」

「んー?」

「ちょっと座って待っててね?」

「はーい」


あたしは堪らなくなって、キッチンにいる蒼の所まで行く。