「そいえばっ!」 「は、はい!?」 間抜けな声がつい出てしまう…。 あー…恥ずかしい。 「名前…聞いてなかったよね?あたしは矢野美桜よ」 あなたは?って感じの顔で微笑んでくる。 笑った顔も素敵な人。 「伊賀桃乃です。…よろしくお願いします…」 「そんな固くならないでよ!…ちょっとお話していい?」 「お話?あたしで良ければ…」 「というか…桃乃ちゃんについてのことかな?」 「あたしについて…?」 矢野先輩はレモンティーを一口飲んでから、ゆっくり話だした。