あたしは蒼との関係が気まずくなっていることで落ち込んでいた。
放課後の編集委員でもあたしの様子がおかしかったみたいで悠翔に心配される。
「おいおい大丈夫かー桃乃?」
「大丈夫じゃない…かも」
「なんかあったの?相談ならのるけど」
「ううん、やっぱ大丈夫!」
「えー!俺に相談するの嫌だ!?」
「そっ、そんなことないから!ねっ!?」
二人で騒がしくなりながらも原稿をつくる。
「そいえば…さぁー。桃乃なら知ってるかな?」
「なに?」
「蒼詩の不調について」
「えっ…知らないけど…何かあったの?」
お互いだいたいのことは知ってるはずだけど…。

