美桜先輩のおかげで右手首は助かった。
部長にも早退します、と言って帰る準備を終え廊下を歩いてると、
「あっ…」
「なにかと会うのね、あたし達」
「みたいですね」
二人で笑って廊下を歩いていると、向かいから桃が来た。
その隣には悠翔。
こんな時に会うとか、俺らついてないな…。
お互い何の話しもせずすれ違う。
そして俺は見てしまった。
桃の左手首にブレスレットがついてないのを。
マジで悠翔と付き合ってんの?
むしろ桃は悠翔の隣にいる方が似合ってる気がした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…