大和の家に上がると、 みんな来ていて、 私が一番最後だったから言ったのね。 「まゆゆっ!大和くんから大事な話があるんだよっ!」 だから静かにしてっ!と付け加えて言う。 「はいはい」 莉子の目は、物凄く興味津々そうに目を輝かせて大和を見ている。 そして、 「大和くん。話してくれる?」 と莉子が言う。 すると、大和は 「あぁ」 頷き、思い出すように ぽつりぽつりと話し始めた。