なぜか、純は機嫌がいい。
遅刻するってのに。


それとは対象的にあたしは自慢じゃないけど



ちょーーーーーーーー不機嫌。




「もーう美術〜
あ、瞳に電話して三時間目の数学と交換してもらえるように交渉しててもらお!
早く学校行きたいよ〜、早く動いてよ〜」

「…お前そんな嫌なの?」

「当たり前じゃんよー!早く動いてよ〜」

「いいじゃん。今日はゆっくり電車でくつろげば!」

「嫌だよ。
なら純一人でくつろいでろー!!!」



なぜか、純の眉間にシワがよった。