その日あたしは
夢を見た。




泣いていたあたし。

それを横目で見る純の顔は
困っていた。





でも
純はあたしの横を通り過ぎて行った。


いつもなら
背中をさすってくれる純の手は

誰か違う女の子の手を握っていた。