マフラーと君の手と。


「おい猿。早く座れ。」

…本当はねこんなんじゃないんだよ?こんなんじゃ。
本当はね、ほんとーは。


あたしたちが小学校のころ
遠足で行ったお化け屋敷で怖くて入れなかったあたしの手をとって

グイグイ引っ張ってくれた。
純についてくのが必死なあたしは
お化けを見ずに 出口まで出られた。