天気の良い日曜日。 今日はデートの約束がある。 デートっていっても5才児とだけど。 男の子の名前は弘人。 私と同じようにお母さんが病んでしまい、施設に入ったらしい。 私が大学時代に短期バイトとして施設で働いてたとき、すごくなついてきた。 同じ境遇のせいか、放って置くことなどできなかった。 今では私の唯一の家族のような存在だ。 弟のような息子のような不思議な存在だが。