救急車の音が聞こえる。 あとで知った話だが、お母さんは即死だったようだ。 私は救急隊員に保護された、様々な質問をされ自宅療養と施設に入るかを聞かれた。 私は施設を選んだ。 誰にも迷惑をかけたくない。 幼いながらにそう思った私の選択だった。