バスケットボールと先輩と私。



しばらく私は、黙りこんでしまった。
というのも、上手く気持ちに整理がつかないから。


「みぃちゃん?」

しょうちゃんの声で、ふと 我に返る。


「ありがとう、しょうちゃん。
聞いてくれて、すっごく気持ちが楽になったよ!」


これは、本当のことだから。



「力になれたんならよかった。
何か悩み事とかあったらいつでも相談にのらせて?」


優しいな…。


「うん、ほんとにありがとう♪」


それから、しょうちゃんに連絡先を交換しようと言われ、

ケータイの入っているポケットに手をかけた瞬間…