バスケットボールと先輩と私。



外の空気でも吸おうと思って、外に出た。


体育館の裏…
結構好きな場所なんだよね、落ち着くし。


そう思っていると、人影が。



同じクラスのナナちゃんと……



………、佐野先輩だ…。



見れば、
佐野先輩がナナちゃんの唇に指を当ててる…。


二人、付き合ってるのかな…。


何だか涙が止まらない…。


私は、どこに行く訳でもなく、

走って、走って、走った。