「お前の返事は、まだ聞かない。」 えっ?どういうこと? 「今度の大会あるだろ? そこで優勝したらさ、 俺と付き合ってください!」 黒く澄んだように綺麗な先輩の瞳は、私の姿をしっかりと捉え、離すことがない。 吸い込まれちゃいそうだよ…。 今度の大会…それは、1週間後にある、市内のバスケ部が集う大会。 ちなみに、うちの学校は、3連覇がかかっていることもあり、周りからの期待も厚い。 それに…次の大会って…。 マネージャーの契約(?)期間が終わるんだよね…? ちょっと、寂しいな…