「彼女いないよ…」



俺は、矢沢には真実を知っていて欲しかった。



なぜなら、矢沢は俺を信用して

俺に真実を語ってくれたから。



それと…


惚れた女に誤解はされたくない。




俺は

卒業するまでこの気持ち…

胸の中に置いておくつもりだった。




でも、我慢できないかも知れない。




100%お前が悪い!!



どうしてそんな発言するんだよ…



『クッションになりたい…』


俺が毎日昼寝する時に使っていると言ったら、

矢沢はそのクッションを抱きしめて…

そう言った。




変なやつ。


最高だよ、お前。



クッションだぞ?


クッションになりたいの?




じゃあ、俺は何になろう。



俺はお前の枕にでもなるか…



お前が悲しくて泣いてしまう夜…

俺がお前の涙を拭いてやる。



俺がお前を幸せな夢の世界へ連れて行ってやるよ。