オレンジジュース~俺と一人の生徒~





何があったのかわからない。




でも、


俺を呼んでくれた。






大丈夫だよ・・・





俺は助手席に矢沢を座らせ、優しく頭を撫でた。






満月はさっきよりも俺の近くに見えた。





何度も謝る矢沢。



「もう謝るな・・・俺を呼んでくれて嬉しかった。」