「おーい!もう遅いから帰れ!」 「彼女に誤解されるからもう来るな!」 「俺彼女いるから!」 小さな努力の積み重ねでだんだん俺の家に来る生徒が減った。 里田ももう来ることがなくなった。 だけど、今さらどうしようもない。 でも、 もう今なら 矢沢を受け止めてやれるかも知れない。 甘いかな・・・俺は。 俺は一人寂しく月を見る。