初めて知ったの。 手を延ばしても届かない、キレイな色。 住んでる世界のような碧色。 照れているように広がった茜色。 吸い込まれそうな闇。 その闇の中の優しい光。 眩しいくらいの光。 くるくるくるくる… 自由自在に変わる。 上に出るまでは知らなかったの。 こんなにキレイな世界があるなんて… 姉さん達から、 「外の世界は恐い」 と聞いたけど。 そんなことなんてない。 そう思えた…