「そっか。じゃあ今度いこうな!」


康人くんが言ってきた。


「「うん!」」


郁美と返事をした。


「じゃあ、下までいこうぜ!」


ウッチーの一言により、
下駄箱までいくことになった。


「でさ~!」


移動中も靴履きながらも話していた。


「あ!」


「「あっ!!??」」


私が声をあげると3人して声を揃えて返してきた。


校門に悠希の姿が見えたんだ。


「私行かなきゃ!ごめんね!
郁美、康人くん、ウッチーばいばい!」


「ばいばーい!」

「じゃあな!」

「気を付けろよ…」


郁美とウッチーと康人くんが返してくれた。



私は走って校門まで行った。


「悠希!」


「愛梨。」


「ごめんね!お待たせ!」


「大丈夫だよ!」


私の手を取り、歩きだした。


他愛のない会話をしながら。




でも、昇降口から歩いてきたあの3人。
いや、康人くんだけには、私と悠希が歩く姿を見られたらしい。