「紅燕と黒龍は同盟こそ結んでないけど……初代が決めた決まりがある。喧嘩の前に話し合いだね」


良かった。

やっぱ知った人と喧嘩する。なんて言われたら嫌だしね

それが暴走族の話だ、と……



「あ!ごめん。私が口出しする話じゃ無かった、よね…」

余計な事訊いちゃった。
語尾がどんどん小さくなってしまう


「大丈夫だよ。でも、とりあえず鈴ちゃんは――」

「黒龍に近付くな。翔太。今日の件何か分かったか?」


私の返事を聞かずに話は進んでる





黒龍かぁ~……

総長。カズ…
―――足りない『記憶』って何?